社長の主張、その矛盾わかりますか?

2chまとめで見かけたので調べたら元ソースらしきものを見つけました。
休日の話

ある会社で、従業員から賃上げの要求が出たところ、社長は次のような回答をした。
「一年は365日だが、計算しやすいように366日としよう。
1日8時間労働というのは、1日のうち3分の1だけ働くことであるから、
実働は366日の3分の1。つまり122日である。
そのうち、日曜日が1年間366日の7分の1。つまり52日あり、
週休2日制で土曜休みも52日ある。
そうすると諸君は年間18日しか働いていないことになる。
我が社では、有給休暇で14日休める。
さらに会社創立記念日などの社休が4日あり、これを全部引くと、
結局諸君は1日も働いていないことになる。
従って、会社としては、これ以上月給を上げる必要などないという結論に達したのである。」
引用した社長の回答内容を数式にすると以下の通りになります。
  1. 366日×1/3=122日
  2. 122日-(52日×2)=18日
  3. 18日-(14日+4日)=0日
一連の計算は正しく、社長の主張通り社員は1日も働いていないことになってしまいました。

あれ?変だな?
当然ながらこの社長の主張は間違っています。

しかし、もし間違っていると言われても、まだどこが間違っているのかわからない人は、ユニオンに相談した方がいいかもしれません。
例えば、上のようなことを社長や上司から突然言われたら、わからないあなたは反論したり拒否したりできるでしょうか?

働く中でも、わからなかったり、知らなかったりして、意図せず損してしまうことがいっぱいあります。
少しでも、おかしいな?変だな?腑に落ちないな?と思うことがあったら、答えを出してしまう前に、まずはお近くのユニオンにご相談ください。



で、野暮だとは思いましたが、社長の回答のどこが間違っているのかはわからない方だけ↓「続きを読む」でどうぞ。

追伸(以下をドラッグ)
社長の回答が間違っているのは、実際に働いた日数(122日)から休日分(122日)を差っ引く計算をしていたわけです。
正しくは、366日(1年)からまず土日や休暇分(122日)を除いた日数(244日)をベースにして1/3しなければなりません。
つまり、(366日-122日)×1/3=約81日が実際に24時間ぶっ通しで働いた日数ということになります。

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